代議員
ホーム > 支部ブログ > 伊沢久昭先生をお偲びして

2013年2月11日 18:26

伊沢久昭先生をお偲びして

伊沢久昭先生が平成24年7月30日に84歳でご永眠されました。

関東支部一同、先生のご冥福を心より謹んでお祈り申し上げます。

井上支部長より伊沢先生を偲んで投稿を頂きましたのでここに掲載させて頂きます。

 

以下、井上支部長の投稿

関東支部総会には毎年必ず参加をして頂き、中国はじめ世界経済のお話をお聞きしてきました。

昨年も3月11日の総会にお元気に参加して下さり、3月18日が84歳のお誕生日だとお聞きして、お祝を兼ねてお食事をする予定にしておりました。

しばらくして先生にお電話をしたところ、体調が良くないので検査されるとのお話を伺い、終わってからご一緒するお約束をしていましたが、6月初めに入院なされ7月30日に帰らぬ人となられました。

 

昨年10月7日、先生のご自宅に伺ってきました。

先生には、日本開発銀行にお勤めの後に大阪産業大学経済学部教授として勤務なされてからご縁をいただきました。

退職後も最後まで中国の天津理工大學で教鞭をとってこられました。

いつもの蝶ネクタイがとてもお似合いです。

奥様によると、長いネクタイをつけたのを見たことがないとの事です。

83歳とは思えぬお元気で爽やかな笑顔に接し、お会いした3月が信じられぬ想いです。

お話を伺った折にお見舞いに行くべきでした。

天津理工大學で教鞭を取られている伊沢先生1

 

 

 

 

 

 

 

天津理工大學で教鞭を取られている先生

(平成23年12月撮影) 

 

 

ご自宅には世界中の人形や民芸品が飾られており、まるで世界の人形記念館のようです。

なんと37カ国46地域(※)を訪ねておられました。

国際公共経済学会でもご活躍をされてきました。

もっともっと高見なお話をお聞きしたかったと悔やまれてなりません。

 

昨年12月にドキュメンタリ-映画『40万冊の図書(戦争中“本”を守った人たちがいた)』が上映されました。

これは、戦時中の1944年から45年にかけて都立日比谷図書館の蔵書を疎開

させる為に、本を日比谷からあくる野市まで運んだ都立一中(現在の都立

日比谷高校)の生徒さんや、疎開先の蔵の所有者にお話をお聞きして作成された

ものです。

当時、先生も都立一中に在籍されており、本の疎開に汗を流されておられたそうで、

映画に登場されます。

是非、縁ある多くの皆さんに見ていただきたいものです。

 

改めて先生に敬意を表し、謹んでご冥福をお祈り致します。

合掌

 

井上静也

 

※伊沢先生の訪問国と地域

 

1.スーダン共和国(ハルツーム)

2.アルメニア共和国

3.アゼルバイジャン

4.グルジア

5.ブータン王国

6.イスラエル(死海、エルサレム、ベツレヘム)

7.アルジェリア(タマンラセット)

8.ロシア(カリーニングラード)

9.ロシア(エニセイ川)

10.ロシア(ボルゴグラード)

11.ウクライナ(ヤルタ)

12.コンゴ民主共和国(キンシャサ)

13.キルギス共和国

14.カザフスタン共和国

15.ウズベキスタン共和国

16.タジキスタン共和国

17.トルクメニスタン

18.デンマーク(グリーンランド)

19.モルトバ共和国

20.エクアドル(ガラパゴス諸島)

21.中国(チベット、ラサ市)

22.中国(厦門市)

23.モンゴル

24.アフガニスタン(カイバル峠)

25.ジンバブエ共和国

26.マケドニア共和国

27.オマーン

28.ベラルーシ共和国

29.シリア・アラブ共和国

30.バーレーン王国

31.ザンビア共和国

32.エストニア共和国

33.ラトビア共和国

34.リトアニア共和国

35.モンテネグロ

36.南アフリカ共和国

37.ガーナ共和国

38.ナイジェリア連邦共和国

39.セネガル共和国

40.アイスランド共和国 

 

以上

  • 事務局
  • 支部一覧
  • 凡友
  • 卒業生の会員登録フォーム
  • OB紹介
  • 大阪産業大学

ぺージの先頭へ戻る